2019.05.27
僕の足は考えた
病院と言う監獄に入って3日目
人間という動物は困ったものだ
五体の何処かに支障をきたすと
日常の生活が止まってしまう
人間の身体は複雑怪奇だ
全く同じ事故でも
人それぞれ
症状は異なり
薬も処方も身体の反応も異なる
規則に従った
パターン化された治療に固執されると
頭も身体も拒否反応を示す
臨機応変の意味が理解できなければ
万病の治癒は難しい
医学も臨床の体験の多さと深さと
患者さんとの対話の数が
名医に繋がるのかもしれない
僕の左足は考えた
痛さを楽しみながら考えた