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Voice from iBS

【コロナウイルスの感染拡大から思うこと】

2020.03.02

 世の中、いよいよ大変になってきましたね。

マスクどころか、トイレットペーパーまで店頭から綺麗に消えてしまいました(> <)
コロナウイルスの感染拡大はとどまるところを知らず、学校も企業も色々な行事が自粛ムード。
この喧騒は、不条理は。一体どこまで続くのやら...


そんな今、全国の書店である名著の在庫切れが相次いでいるそうです。


その名著とは...
フランスのノーベル文学賞作家アルベールカミュの『ペスト』


この作品には、後手に回り続ける行政の対応のマズさや人々の相互不信、愛する人との過酷な別離をはじめとして、
精神も肉体も牢獄に閉じ込められたような状況の中で、浮かび上がってくる人間の尊厳(人間は不幸とどこまで戦うのか)
までもが、見事に描かれています。


今、日本もある意味、極限下の状態に置かれつつあるのではないでしょうか。


だからこそ感じられる、“ささやかな仕事への愛や、人と人とをつなぐ連帯の感情、自分の職務を果たすことへの義務感”
なども併せて感じてほしい名著です。


というわけで本日の英語は:
"Plague" represents how the world deals withthe philosophical notion of the Absurd."


最後までお読みいただき、ありがとうございました